その名はLake Hodges。
Google Mapなどで確認すると、谷間にそった細長い形をしていて、
長さは約4km、幅は最大200mといった比較的大きなものだ。
(国は違えど典型的なダム湖である)
湖なんて珍しくは無いのですが、
ここは米国南端の乾燥地帯。
海以外に水辺を探すのはなかなか一苦労ものです。
(日本には当たり前のようにある川が無いのだ!)
たしかに貴重な水辺であるこの湖、
とはいえど、ただの湖であればわざわざ探索に行くことは無いのですが、
気になっていた点が2つあったため、結果的にこういう記事ができました。
(全くもって需要は無いと思いますが・・・)
その気になった点とは以下です。
- GoogleMap航空写真で見ても湖のはずなのに、水が無い
- 奇妙な形状の橋が架かっている
湖から少し離れた場所に車を駐車し、まずは奇妙な橋へのアプローチを試みる。
景色は下記写真のように殺伐とした荒地となっている。
D90+AF-S DX18-105mm
乾燥地帯なのでこの植生は致し方ないのかと思いきや、
この近辺は数年前に大火(山火事)に被われたそうです。
その傷跡なのかもしれません。
遠くには小さな岩峰が見えます。
日本ではこの手の山(丘)はなかなか見かけませんが、
ここの地域ではまったく珍しくないです。
D90+AF-S DX18-105mm
さて、肝心の湖ですが、
上から見下ろす形で登場しました。
同時に奇妙な形状の橋も登場です!
D90+AF-S DX18-105mm
左に架かる橋が今回の探索対象である奇妙な形状の橋です。
右側に架かる橋はFreewayで、私はよくそのFreewayから橋と湖をチラ見していました。
この距離では分かり辛いのですが、どこが「奇妙」なのかというと、
橋桁がつり橋のように僅かにカテナリーを描いている点につきます。
初見時は、コンクリート橋なのか、つり橋なのか一見してどちらなのか判断ができませんでした。
(冷静に考えれば、つり橋ということはありえないのですが)
D90+AF-S DX18-105mm
アップしました。
カテナリーを描いているのがわかるかと思います。
それにしても橋桁が薄い。
橋脚と同じコンクリートの素材に見えますが、
この薄さとカテナリーは何か関係があるのだと考えられます。
(同じ薄さで直線の橋桁は素人目線でもアンバランス、物理的な意味で)
近くで見ると弓なりになっているのがはっきりと分かります。
歩くと揺れるのだろうか、たわんだりするのだろうか。
いろいろ気になります。
D90+AF-S DX18-105mm
正面に到着です。
遠くから見たよりかは路面の弓なりの違和感は無いです。
車などの車両の通行は禁止されていて、歩行者もしくは自転車が通行を許可されています。
あの橋脚の薄さでは、自動車にまったく耐えられるような気がしません。
閉鎖する時期があるらしく(詳細は未調査)、橋の入り口にはゲートがありました。
あと、フェンスの至る所にセンサーのようなものがついていました。
通行者のカウントか、歪みセンサーなのかは不明。おそらく後者かと。
D90+AF-S DX18-105mm
普通に渡り終えて対岸へ。
私一人の歩行ではまったく揺れず、たわみも皆無でした。
対岸には銘板がありました。
また、写真には収めてはいませんが、
この湖に架かっていた橋の歴史、
そしてこの奇妙な形状についての説明を記した看板がありました。
D90+AF-S DX18-105mm
説明の看板によると、
この形状の方式はStressed ribbon(吊床版橋)というつり橋の一種らしい。
日本にも同方式の橋はあるみたい!
さて、橋については満足したので、
次は湖の水を探す旅をしたいと思います。
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