2014年11月9日日曜日

四阿山・根子岳登山(その4)

下ってきた根子岳を振り返る。
ここから見る根子岳が一番美しいように思えました。
見ての通り、ほとんど木が生えていない山だということが分かります。


AF-S DX 18-105mm


一方、前方のこれから登る四阿山は対照的に樹木に覆われています。
標高も差ほどさはない山で隣り合わせの山が、
なぜここまで植生が異なるのかは不思議ですね。
火山活動による地質の問題なのでしょうか。


AF-S DX 18-105mm

鞍部を通り過ぎ、四阿山頂に向かう縦走路は、
樹木により視界はほぼ無くなり、
かつかなり急な傾斜な道(すなわち退屈かつ体力的に厳しい道)のため、
写真は一枚も残っていませんでした。
山頂に近づき、菅平牧場からの登山道と合流するあたりで、
ようやく視界が開け、根子岳を見下ろすことができました。



AF-S DX 18-105mm

鞍部からは300mくらい登っているかと思います。
いやー、辛かった。時間的にも。
森林限界?なのか、四阿山もこの辺の標高から木が少なくなりました。
そのため目指す頂上も確認することができます。
あともう少し登らないといけないのですね。


AF-S DX 18-105mm

階段を登りきり少し歩くと、2つの祠に遭遇する。
1つ目は長野県側の祠(左)、2つ目は群馬県側の祠(右)。
群馬県側の祠の方が山頂のようです。
というかいつの間に群馬県に侵入していたのですね。


AF-S DX 18-105mm

ということでようやく四阿山山頂に到着しました。
根子岳と異なり、山頂のスペースは噂どおりかなり狭いです。
この時も10人くらいが山頂にいましたが、
その人数でも動き辛いくらいの狭さです。
とりあえず根子岳からは見えなかった浅間山方面を。



山頂に三角点は見当たりませんでした。山頂を通りすぎて少し下った先にあるようですが、
あまり三角点にこだわりはないのでパス。
この縦走路は四阿山カルデラの外輪山を一週するのでしょうか。
遠くには草津白根山の白いてっぺんが見えます。もちろん根子岳山頂でも見えていましたが。



遠くにうっすら見えた山々。
この日は天気は良かったのですが、残念ながら空気は完璧には澄んでいませんでした。
そのため現地では何の山か同定できなかったのですが、
おそらく左写真の後ろのうっすら見える山は榛名山、
右写真の後ろのうっすら見える山は八ヶ岳だと思われます。


AF-S DX 18-105mm

さきほどまでいた根子岳方面。
根子岳方面は低い樹木があり、あまり見通しがよくありません。
それにしても、四阿山は根子岳より100mほど高いだけですが、
だいぶ上から見下ろしている感がありますね。



実は、この四阿山登山のついでに、可能であれば行きたかったところがありました。
米子大瀑布という滝百選にも選ばれている有名な、断崖から落ちる滝が
根子岳近くにあるのですが、
バスが通っていない場所なので今回の訪問は諦めていました。
その周辺と思われる場所に、断崖が見えるではありませんか。
ズームで見渡して見ましたが、残念ながら滝は見つかりませんでした。
写真でみる限り迫力満点なのと、鉱山跡があるとのことなので、
ぜひともいつか行ってみたいものです。



最後に浅間山を一瞥し、帰路に立ちます。