2013年7月30日火曜日

Torrey Pines州立保護区(その4)

Flat rockを再び見下ろします。
満潮になると、砂浜は歩けなくなるという情報があったので、
おそらくあの岩も完全に水面に沈んでしまうのではないでしょうか。



D90+AF-S DX 18-105mm


グースでしょうか?
綺麗な線形の編隊を組んで飛翔しています。
先頭の鳥の行き先について行っているだけなのでしょうか。
それとも皆が同じ場所へ本能的に向かっているのでしょうか。



D90+AF-S DX 18-105mm


ビーチよりかなり登りました。
Torrey Pines州立保護区の見どころの一つ、
Broken Hillに向かっています。
さきほどまでいたRazor Pointを振り返る。
1時間前には見えている展望台に私が立っていました。



D90+AF-S DX 18-105mm


うーん、なかなか目的につかない。。。
と思っていたら、なんと終着点(出口)についてしまいました。
看板を信じると、どうやら目的地(Broken Hill)を通りすぎてしまったようです。
たしかに分岐点はあったのですが、別ルートだと思ったのと、
その別ルート自体は工事中だったので途中で引き下がってしまいました。
どうやら工事中の別ルートとは別にさらに分岐があったようです。



D90+AF-S DX 18-105mm


急ぎ足で戻ること15分ほど、
ようやく目的地らしき近辺に到着しました。
地面が崩落している感じがまさにBroken。
前方に見えるのは、かの有名なTorrey Pinesゴルフコース。



D90+AF-S DX 18-105mm


そして私がここへ来るきっかけとなった景色がこちら。
この海をバックにした非対称な形に感銘を受けました。
天気はあまり良くありませんが、そのおかげか地面の色が映えているように見えます。
満足しました。



D90+AF-S DX 18-105mm


海側(前写真の右側)はこのようになっています。
ミニRazor Pointが寂しげに立っていて、
これもまた好きな絵です。
いい景色なのにほとんど人がいませんでした。
分岐が分かりにくかったので、ほとんどの人が気づかずに通りすぎてしまっているのでしょう。
何ともったいない!



D90+AF-S DX 18-105mm


最後にBroken Hillでの動画です。
スマホでの撮影なので画質はご勘弁ください。





ルートについては公式ページのマップをご確認ください。
参考までに私の歩いたルートは以下です。
Visitor Center -> Razor Point Trail -> Yucca Point Trail -> Broken Hill Trail -> North Fork Trail -> (赤線をたどって)Visitor Center

Visitor Center付近に駐車できますが、
ここへ駐車するためには北側のゲートから入る必要がありますので要注意(私は分からず行ったり来たりした)。

2013/07/01
歩行距離6.2km
全行程:2時間16分

2013年7月27日土曜日

Torrey Pines州立保護区(その3)

不気味な様相であったRazor Pointを過ぎると、
太平洋を眺めることのできる見晴らしポイントがありました。
南方を眺めた景色です。
平らな岩が崖から少し離れて浮かんでいますが、
Flat rockという名が付いていたような記憶があります。
そのままの名前ですね。



D90+AF-S DX 18-105mm


それではビーチに降りてみましょうか。
と、その途中で見つけた岩(地層?)の模様
ふと思い浮かんだのが、木星の大赤斑。



D90+AF-S DX 18-105mm


狭い岩の階段を降りビーチへ。
青空に映える屏風浦が続く。
屏風浦といえば銚子にも行ったことはあるのですが、
銚子の方が荒々しさ、規模では勝っています。
ただ、こちらの方が断然美しいと思いました。



D90+AF-S DX 18-105mm


海水浴を楽しむ客はあまりおらず、
私のようにハイキングをしている人が大半のようです。
おかげで、ゴツいカメラを振り回しても周りから変な目で見られることはありませんでした。
前方先に見える橋は、ここへ来るときに車で渡ってきました。



D90+AF-S DX 18-105mm


屏風岩の上には先ほど通過したRazor Pointの奇妙な断崖になっています。
屏風岩になっている部分は波による侵食、それより上は雨による侵食なのでしょうか。



D90+AF-S DX 18-105mm


さらに先のRazor Pointの真下。
前の写真とは若干雰囲気が違いますね。
オーバーハングしているので威圧感を感じます。
なお、実際に崖崩れを起こしている場所なので、危険です。
長居は禁物なので、そろそろ引き上げます。



D90+AF-S DX 18-105mm


反対方向で屏風海岸を。
ちょっと霞んでしまっていて遠景がはっきり見えないのが残念な日でした。



D90+AF-S DX 18-105mm


海岸からトレイルへ戻る。
カラスがいい感じに飛び立つ瞬間。
カラスなのが残念。鷹とかなら絵になるのに。



D90+AF-S DX 18-105mm


少しトレイルを戻るとこんな看板が。
要はビーチの崖崩れを警告しているのですが、



D90+AF-S DX 18-105mm


Going... Gone!とか、なんかふざけて書いているような感じに見えるんですが。。。
ネイティブじゃないからそう感じるのでしょうか。
というか、ビーチよりも手前で警告して欲しい。

内容が無いわりには記事が長くなってしまいました。
(断崖の写真ばかり載せていたのが原因だと思いますが・・・)
次はTorrey Pines州立保護区の最後の見せ場をご紹介します。

2013年7月26日金曜日

Torrey Pines州立保護区(その2)

Torrey Pines州立保護区。
ここの見どころの一つは、奇妙な形状の断崖がいくつか見られることです。



D90+AF-S DX 18-105mm


まだ距離があるのでいまいち表面がどうなってるのか良く分からない。
ズームしてみる。



D90+AF-S DX 18-105mm


どういう自然の作用でこのような模様になったのだろう。
遠目に見たときは柱状節理の一種かと思ったのですが、
細かく見ると全然違いますね。
侵食によるものだとは思うのですが、不気味な形です。


気になってしまい、何枚もの写真を撮っていた。
削られて侵食してしまった部分と、模様として残っている部分の違いは
一体何だったのだろうか。
また何でこのような複雑に入り組んだ形に組み合わさっていたのだろうか。
変わった地質や岩峰を見たりするとテンションが上がる私は、
岩好きなのでしょうか。



D90+AF-S DX 18-105mm


足元を覗いてみる。
高度はそこそこある(少なくとも20m以上)のですが、
不思議な断面が目立ってしまい、あまり恐怖感を感じませんでした。



D90+AF-S DX 18-105mm


この不思議な崖は、実はかなり限られた場所でしか見られませんでした。
北側の海岸を見渡しても、似た断面はほとんど見られません。
水蒸気で霞んでいますが、海岸線がずっと続いています。
ずっと北になりますが、ロサンゼルスのロングビーチへ続いているはずです。



D90+AF-S DX 18-105mm


一方南側を見渡すと、二つの崖がせり出しているのが分かります。
自分がいる崖を合わせて三つの崖が不思議な断面を成しています。
自然が生み出した、奇跡の芸術なのでしょう。



D90+AF-S DX 18-105mm


同じポイントで崖部分をズームすると、
何か壮大に見えてきませんか?
ちょっとしたグランドキャニオンみたいな。
本物のグランドキャニオンを見たことのある人は絶対にそんなこと思わないでしょうけど。



D90+AF-S DX 18-105mm


先ほどまでいたポイントを隣の断崖上から眺めてみました。
三つの断崖ともそれぞれ特徴があり、飽きませんね。(私だけ?)



D90+AF-S DX 18-105mm


次に続きます。

2013年7月15日月曜日

Torrey Pines州立保護区(その1)

Torrey Pinesという地名は、
US OPENでも使われることがあると言われるゴルフ場で有名なのですが、
一方で同じな前の州立保護区があります。
あまり観光地として有名で無いのか、
私は帰国日直前までこの保護区のことを知りませんでした。

帰国前日に一人の時間ができたので、
どこか観光するところがないかWebで調べていたところ、ここを発見しました。
その時に見つけた写真がなかなかインパクトがあり、
私の目に留まりました。


駐車場から少し歩くとこのような岩場が見えます。
「保護区」という名前ですが、海岸線にある自然公園で、
遊歩道(Trail)が作られていて観光客が散策できるようになっています。
入場料などはありませんが、車できた場合は駐車料をとられます。
(私は$12とられました)
まずはあの岩場へ行ってみることにします。



D90+AF-S DX 18-105mm


遊歩道はこのような感じで、
地面は目の細かい乾いた土です。
歩きにくはないのですが、赤土に近い土で靴が汚れます。



D90+AF-S DX 18-105mm


そんなあまり植物に適していないように見える土壌ですが、
遊歩道外には低木と草が生い茂っています。
よく見かけたのは白いボンボンの花。
まずは花の紹介から。

California Buckwheat


D90+AF-S DX 18-105mm


これはポピーの一種かと思っていたのですが、
名前からユリの仲間みたいですね。

Yellow Mariposa Lily


D90+AF-S DX 18-105mm


いったいどんな花が咲くのでしょう。
蕾だとちょっと気持ち悪いですね。

Lance-Leaf Dudlea

D90+AF-S DX 18-105mm


サボテン。野生のサボテンは日本では見れませんね。
花は葉っぱの見かけとは裏腹に、普通というか綺麗。

Prickly Pear


Prickly Pear(花)


D90+AF-S DX 18-105mm


実家の庭に似たような花があった気がする。

Sand Verbena


D90+AF-S DX 18-105mm


さて、お花の紹介はこのくらいにして、
トップの岩場に近づいて参りました。
太平洋が見えます。



D90+AF-S DX 18-105mm


岩場から陸側を見た景色。
特筆すべきことはありませんが、
後ほど真ん中右のアンテナが見えるあたりに行きます。



D90+AF-S DX 18-105mm


海側を望遠してみると、
異様な表面をした崖が見える。
そう、これがここTorrey Pines州立保護区の見どころの一つ、
Razor Pointである。
この次にRazor Pointの上部に向かう。



D90+AF-S DX 18-105mm

2013年7月6日土曜日

Lake Hodges ~水辺のある風景を求めて~(その2)

引き続きLake Hodgesの水場を探索します。

奇妙な形状の橋から望んだ湖面上流側です。
水らしき物は一切見えず、草が生い茂っています。
知らなければ誰も湖だとは思わないでしょう。
地面は見えませんでしたが、良くて湿地といったとこでしょう。
枯れ木が見えますが、これは山火事によるものなのか、
単なる水不足によるものなのかは不明。

先にはFreewayの幅広い橋が架かっており、
その先には名も知れぬ山がそびえ立っています。



D90+AF-S DX 18-105mm


一方湖面下流側の景色はと言うと、
差はFreewayが無いことぐらいでしょうか。
対岸の山は結構大きいです(標高差200m以上でしょうか)。
やはり湖面に水は見え・・・



D90+AF-S DX 18-105mm


なくなかった!

位置を少し移動して望遠したところ、
水らしき反射が見えるではありませんか。
前写真の左奥あたりです。



D90+AF-S DX 18-105mm

橋から少しはなれたところにある遊歩道を経由して、
水辺に接近して見ようと思います。

と、見かけない色の小鳥がいたので撮影。
雀の仲間でしょうか。鳥は詳しくないので。



D90+AF-S DX 18-105mm


遊歩道は荒地の中を進んでいます。
wild=野生という意味がしっくりくる光景だと思いました。



D90+AF-S DX 18-105mm

景色の変化はあまりありません。
あと、草か低木しかなく日陰が一切無いため、
日差しから逃れることができません。
日射病に要注意。



D90+AF-S DX 18-105mm

遊歩道を15分ほど歩くと、
探していた光景が広がっていました!
砂漠の中のオアシスは言い過ぎですが、
茶色の中に緑色と青色が彩っています。

私はふと、日光の男体山と戦場が原を思い出しました。
スケールや植生は違えど、なんとなく山と湿原の位置関係が似ているような気がしました。



D90+AF-S DX 18-105mm

奥に行けば行くほど、湖は力を取り戻しているように見えました。
それもそのはず、奥の方ほど下流だから当然なのですが。



D90+AF-S DX 18-105mm

20分以上歩き、遊歩道の最遠地点まで到達しましたが、
湖はまだまだ続きます。
地図で確認する限り、湖は数kmは続いていて、
最後にダムの堰堤があるはずです。
堰堤は見てみたかったのですが、徒歩では不可能な距離なのと、
若干日射病になっていたので車で行くのもだるかったため諦めました。
(写真に載っていた堰堤がしょぼかったというのもありますが)



D90+AF-S DX 18-105mm


Google画像検索では、水が橋の近くまで来ている写真もあるので、
今年はどうやら水不足ぎみみたいですね。
水辺も見れたので、満足して来た道を戻ります。




D90+AF-S DX 18-105mm


こういう有名でない、隠れ家的な場所は好きです。
でも今後、二度とここへくることはないでしょう。

そもそもここへ来た日本人は今までに何人いるのでしょう・・・
ありがとう。さようなら。Hodges。





2013/07/01
歩行距離4.9km
全行程:1時間24分

Lake Hodges ~水辺のある風景を求めて~(その1)

米国滞在中に、車で近くを頻繁に通る湖があった。
その名はLake Hodges。
Google Mapなどで確認すると、谷間にそった細長い形をしていて、
長さは約4km、幅は最大200mといった比較的大きなものだ。
(国は違えど典型的なダム湖である)

湖なんて珍しくは無いのですが、
ここは米国南端の乾燥地帯。
海以外に水辺を探すのはなかなか一苦労ものです。
(日本には当たり前のようにある川が無いのだ!)

たしかに貴重な水辺であるこの湖、
とはいえど、ただの湖であればわざわざ探索に行くことは無いのですが、
気になっていた点が2つあったため、結果的にこういう記事ができました。
(全くもって需要は無いと思いますが・・・)

その気になった点とは以下です。
  • GoogleMap航空写真で見ても湖のはずなのに、水が無い
  • 奇妙な形状の橋が架かっている
車からではじっくり観察ができないので、徒歩で探索することにした。
湖から少し離れた場所に車を駐車し、まずは奇妙な橋へのアプローチを試みる。
景色は下記写真のように殺伐とした荒地となっている。



D90+AF-S DX18-105mm

乾燥地帯なのでこの植生は致し方ないのかと思いきや、
この近辺は数年前に大火(山火事)に被われたそうです。
その傷跡なのかもしれません。


遠くには小さな岩峰が見えます。
日本ではこの手の山(丘)はなかなか見かけませんが、
ここの地域ではまったく珍しくないです。




D90+AF-S DX18-105mm


さて、肝心の湖ですが、
上から見下ろす形で登場しました。
同時に奇妙な形状の橋も登場です!



D90+AF-S DX18-105mm


左に架かる橋が今回の探索対象である奇妙な形状の橋です。
右側に架かる橋はFreewayで、私はよくそのFreewayから橋と湖をチラ見していました。

この距離では分かり辛いのですが、どこが「奇妙」なのかというと、
橋桁がつり橋のように僅かにカテナリーを描いている点につきます。
初見時は、コンクリート橋なのか、つり橋なのか一見してどちらなのか判断ができませんでした。
(冷静に考えれば、つり橋ということはありえないのですが)




D90+AF-S DX18-105mm

アップしました。
カテナリーを描いているのがわかるかと思います。
それにしても橋桁が薄い。
橋脚と同じコンクリートの素材に見えますが、
この薄さとカテナリーは何か関係があるのだと考えられます。
(同じ薄さで直線の橋桁は素人目線でもアンバランス、物理的な意味で)



近くで見ると弓なりになっているのがはっきりと分かります。

歩くと揺れるのだろうか、たわんだりするのだろうか。
いろいろ気になります。




D90+AF-S DX18-105mm


正面に到着です。
遠くから見たよりかは路面の弓なりの違和感は無いです。
車などの車両の通行は禁止されていて、歩行者もしくは自転車が通行を許可されています。
あの橋脚の薄さでは、自動車にまったく耐えられるような気がしません。

閉鎖する時期があるらしく(詳細は未調査)、橋の入り口にはゲートがありました。
あと、フェンスの至る所にセンサーのようなものがついていました。
通行者のカウントか、歪みセンサーなのかは不明。おそらく後者かと。



D90+AF-S DX18-105mm


普通に渡り終えて対岸へ。
私一人の歩行ではまったく揺れず、たわみも皆無でした。
対岸には銘板がありました。
また、写真には収めてはいませんが、
この湖に架かっていた橋の歴史、
そしてこの奇妙な形状についての説明を記した看板がありました。



D90+AF-S DX18-105mm


説明の看板によると、
この形状の方式はStressed ribbon(吊床版橋)というつり橋の一種らしい。
日本にも同方式の橋はあるみたい!

さて、橋については満足したので、
次は湖の水を探す旅をしたいと思います。





2013年7月4日木曜日

米国某所(その7)

仕事が落ち着き、休日がまともに取れるようになってから、
ゴルフをやるようになりました。
と言うのも、米国はご存知のとおりゴルフ王国であり、
ホテル30分圏内に多くのゴルフ場に恵まれていた(しかも破格!)ため、
日本ではほとんど経験が無い超初心者の私もここぞとばかりに着手したわけです。

スコアは、こんなもんかな・・・というくらい、
あまり自慢できるレベルには至れませんでしたが、
十分楽しめたのでOKです。
趣味が一つ増えました。

以下、写真は全てスマホで撮ったものになります。
画質、画角については悪しからず。
(流石にゴルフしながらデジ一は厳しいw)




























全部で8コースほど回ったと思います。
日本のコースを経験したことが無いので、
日本との違いを今一実感できなかったのが残念でした。

ただ一つ、明らかに違うのは、
ゴルフ場の周りに隣接して住宅地があることです。
庭先がゴルフ場につながっているような家もあります。
日本では信じられません。
私みたいな下手っぴは、家へボールをぶち込んでしまうのでないか、
と打つ前にかなり気を配ります。
(実際に多数ぶち込んだわけですが)

ちなみに、これを書いている現在はすでに帰国していて、
「米国某所」シリーズはこれにて完になります。
ただし、渡米中のネタはまだ残っています!