2014年10月19日日曜日

四阿山・根子岳登山(その3)

根子岳山頂にて。


ここまで根子岳本体で隠れていた志賀高原方面の視界が開けた。
北アルプスが聳える反対側に比べると謙虚な山並。正直に言うとインパクトに欠ける・・・
山頂にアンテナの立っている横手山や禿山の白根山が同定できる。




群馬よりの山々はよく分かりませんでした。
うっすら見えるのは方向的に苗場山や谷川連峰なのでしょうか。
こちら側の景色を堪能した後、反対側を振り返るとやはりそこには、




圧倒的な山並があるわけです。
戸隠山や高妻山も負けじとばかり、北アルプスのスターたちの一員のように見えます。
さらに右にある妙高火打は根子岳山頂からは木が影になり見えませんが。
まわりの絶景に圧倒されて忘れていましたが、
まだ今日のゴールには着いておらず、ここ根子岳山頂は途中通過点です。
今日のゴールは、



お隣の四阿山!
初お見えです。大変遅くなりました。
根子岳の道中でもチラチラ見えてはいましたが、全貌が見えたのは山頂について初だったと記憶しています。
稜線歩きが最高だと聞いていたのですが、稜線は途中までしかないようで、
四阿山側の道は森に包まれているようです。しかも結構下り、結構な斜面の上りなこと。。。
正直、ここ根子岳で退散するか真剣に悩みました。


AF-S DX 18-105mm

この時点で12:00。昼飯を食べながら、今後をどうするか考える。
今日の昼飯は、荷物削減のため、コンビニおにぎりです。冷たい。。。
ここは2207m、四阿山は2354m。
ここまで来るのに往復13000円も払って、百名山に登らずに帰るわけには行かない。
まだ日が沈むまで5時間はあるし、体力もまだある。
よし、行こう!



AF-S DX 18-105mm

根子岳山頂から四阿山へ向かう稜線を進むと、
これまで曲線的だった根子岳の荒々しい傷跡が見えた。
溶岩的な岩の形から、ここは火山だったのだということが見て分かります。
四阿カルデラと呼ばれるくらいですから。


AF-S DX 18-105mm

今日のコースにはありませんが、四阿山の的岩という天然記念物が近くにあるそうです。
このような六角柱のような岩だそうです。
柱状節理とか、自然の生み出す幾何学模様は不思議で美しいですね。



AF-S DX 18-105mm

根子岳山頂からは見えなかった、妙高火打。
これまで影になりがちだったのですが、視界が開けはっきり確認することができるようになりました。
妙高火打も近々登りたい。両方いっぺんに制覇したいけど、日帰りは厳しいな。
そんな先の話より、これから登る山に集中しないと。


AF-S DX 18-105mm

どこか尾根歩きの景色が大菩薩嶺に似ているような。
次回ようやく四阿山登頂。

2014年10月13日月曜日

四阿山・根子岳登山(その2)

登山口より30分ほどで、東屋のある休憩所があった。
四阿山(あずまやさん)だけに・・・おっとここはまだ根子岳中腹だった。
休憩がてら、180度に広がる北アルプスを眺めることにした。



AT-X 124 PRO DX





SP AF90mm F/2.8 Di MACRO


望遠ズームがわりにマクロを使用。
右は妙高火打から、左は八ヶ岳?まで。
少し霞んでいるようには見えますが、かなり天気に恵まれていると思います。
槍もくっきりと判別できます。八ヶ岳は正直、現地では判別できていませんでした。
ぽいなぁとは現地でも思っていましたが。




AT-X 124 PRO DX

さて、根子岳の頂上へ足を進めます。
根子岳の先には本命の四阿山が待っているので、
あまりゆっくりはできません。






SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

引き続き花が咲き乱れます。
特に青色のリンドウが目立ちました。
東屋を過ぎたあたりから樹木帯になり、傾斜もきつくなりました。
登山でよくあるしんどいエリアにあたりますが、
そのような中、花がたくさんあると精神面で助けられます。




樹木体を抜け、再び北アルプスを望むことが出きるようになりました。
望遠で覗くと、長野の市街地が見えます。
よく見ると背後の山は北アルプスではなく、ノコギリのような稜線の戸隠連峰ですね。




AT-X 124 PRO DX

根子岳の山頂方面も見渡すことができます。
ただ、この辺りから傾斜が一段ときつくなります。
道があまりつづら折りをせず、斜面に直進しているせいでしょうか。




AT-X 124 PRO DX

ひいひい言いながら登っていくと、間もなく山頂に到着。
10人くらいの登山客が昼食をとっていました。
この日は祝日だったのですが、意外と登山客が少ない印象でした。
秋の花の見頃と聞いていたので、混雑を覚悟していたのですが、
すれ違いもさほどなく渋滞は皆無といった感じです。




AT-X 124 PRO DX

ほぼ360度見渡せる根子岳山頂。
今日は広角レンズの出番がかなり多い!(マクロもだけど)
山頂には祠がありました。
祠の奥には、今まで根子岳で隠れていた志賀高原方面の山々が見えます。

山頂からの眺望は次回で!

四阿山・根子岳登山(その1)

久々の投稿です。
記事を書く気分になってきたので、書いていきたいと思います。
先日、百名山の四阿山に登って来たので、それを記事のネタにしようと思います。

相変わらずマイカーは無く、運転にも自信がないため、
公共交通機関で登山口まで移動します。
四阿山の場合、最寄りの駅は長野県の上田駅なので、
長野新幹線で行きます。
碓氷峠は廃線なので、嫌でも長野新幹線を使わざるを得ません。
上野駅から往復約12,000円・・・
2時間かからずに着くことを考えればボッタクリではない・・・と自分に言い聞かせる。

上田駅からは、上田バスに乗り、登山口最寄りのバス停である菅平高原ダボスまで行く。
終点ではないので寝過ごしに注意が必要。
この日は空いていて、バスには空席がいくつかあった。



AF-S DX 18-105mm


ダボスとは変わった名前の場所だ。
トイレを済ませ、登山口へ進む。
登山口はここから4キロ弱。ほぼ舗装道だが200mほど標高を稼ぐ。
マイカーの場合は登山口直前の駐車場まで車で行けるので、
バス利用者は圧倒的に不利な山。
(この前登った赤岳に比べればまだ格差は小さいか)




AF-S DX 18-105mm

明治大学の敷地を通り抜けショートカットできる。
抜けた後はこのような少し傾斜のある一本道を2キロ以上ひたすら登る。
ウォーミングアップにはちょうどいいのかもしれないが、結構精神的にくる。
前の山体は根子岳の一部。後ろを振り向くと菅平のゲレンデの一つが見える。
なかなか悪くない景色だが、この景色が20分以上続くとさすがに飽きる。





AF-S DX 18-105mm

道の脇をよく見ると、いろいろな秋の花が咲いている。
高山植物っぽくはないが、飽きを凌いでくれる。秋だけに・・・

途中、菅平牧場を通るので通行料として200円徴収される。
入山料なのかと思っていたら、牧場の通行料のようです。
その後しばらく進むと、マイカー用駐車場が見えてきた。
道路の両側にあった樹木がなくなり、いっきに景色が開けた。
そこには一面に北アルプスの尾根が広がっていた。




AF-S DX 18-105mm

下に車がいて構図としてはゴミですが、
こんな登山口にも到着していない麓からこの景色が見えるという記録写真としての1枚。
この駐車場を過ぎると道が分岐する。
一つは四阿山へ進む道、もう一つは隣の根子岳へ続く道。
事前調査の結果、精神衛生上良いと言われている根子岳から登るルートを私は選んでいた。
(根子岳の方が登頂の時間が短くてすむ)
また、空気の澄んでいる午前中に、視界の良い根子岳にいたいということもあった。







SP AF90mm F/2.8 Di MACRO他

山道を進めるとほどなく再び秋の花が。
先ほどの舗装道にくらべると若干高山植物っぽくなったような気が。
なにせ、根子岳は花の百名山ですから。
そのため今回はマクロレンズ(タムキュー)を忍ばせてきている。




SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

眼下には先ほど通行料をとられた菅平牧場が見える。
牧場の広さの割には牛が少ない印象。
単純に牛が少ないのか、この位の牛を養うには膨大な敷地が必要なのか、
私には分からない。


根子岳登頂へ続く。